
開催日時
2025年3月11日(火)
17:30開場/18:30開演(21:00頃終演予定)
参加費
予約者数が定員に達したため受付を締め切りました
【一般】¥2,500
【南房総地域割引】¥2,000 (鋸南町、館山市、鴨川市、南房総市、富津市、勝浦市、大多喜町、御宿町、いすみ市にお住まいの方)
【20歳以下割引】¥1,500
★事前予約制(先着30名)*割引適用の方は当日に受付でIDをご提示ください。
会場
3103 croquette|サンイチゼロサンコロッケ(千葉県・鋸南町)
出演:
沢田穣治 (コントラバス、ギターなど)
Lico (ボーカル)
安藤巴と楠瀬亮 (パーカッション、サックスなど)
ゲスト:
今西徳之 (クラリネット)
予約者数が定員に達したため受付を締め切りました
鋸南町・大六海岸のコロッケ専門店&カフェ「3103 croquette(サンイチゼロサンコロッケ)」で日没後に不定期開催される、小さな音楽会の第二回。「あくせぷていしょん(Acceptation=受容)」と題された今回は、様々な土地から浜辺に漂着する音楽と人が混ざりあうような、少し特別な夜となるでしょう。
ボサノヴァ以前からリオ・デ・ジャネイロで愛されてきた大衆音楽「ショーロ」をここ日本で80年代から演奏し続けているトリオ「ショーロクラブ」のコントラバス奏者にして、ポップス、ジャズ、現代音楽、映画音楽、舞台作品など様々なフィールドを自在に行き来しながら活動を展開する京都拠点の音楽家、沢田穣治。
そして、全国各地に散在する在日ブラジル人たちのダンスコミュニティでブラジル北東部ノルデスチの大衆音楽「フォホー」を演奏し続けてきたバンド「Banda Flor de Juazeiro」のボーカリスト、Lico。
それぞれ異なる視点と解釈で〝ここではないどこか〟から聴こえてくる音楽へのアプローチを続けつつ共演を重ねてきた両者が、鴨川市在住のクラリネット奏者・今西徳之をゲストに迎えて、一夜限りのトリオ編成での演奏を行います。
また、オープニングアクトとして鋸南町在住の若手音楽家デュオ「安藤巴と楠瀬亮」が出演。沢田穣治とはすでに京都で共演を果たしている二人が、今回はホームで沢田を迎えた新たなセッションに挑みます。
この日の日没予定時間は17:45頃です。大六海岸ならではの美しいマジックアワーを楽しみたい方はお早めのご来場を。揚げたてのコロッケもお楽しみに。
沢田穣治|JYOJI SAWADA
映画やアニメのサウンドトラック、舞台作品の音楽、フィールドレコーディング作品の制作、アルバムのプロデュースなど、その活動領域は音楽が存在する場所すべてといってもよいほどに多岐に及ぶ「破天荒音楽家」。プロジェクトごとに楽器(コントラバス、フレットレスベース、ギター、ピアノなど)を持ち替えるマルチ・インストゥルメンタリストであることが、沢田の表現活動をよりミステリアスなものにしている。
ブラジル音楽の室内楽トリオである「ショーロクラブ(Choro Club)」での活動は35年以上にも及ぶ。近年では京都市立藝術大学で修復されたバシェ音響彫刻の研究にも関わり演奏家/作曲家としてロームシアターで公演。2018年には映像作家Vincent Moonとのコラボレーションも果たす。
現代音楽及び邦楽器などのための室内楽作品の作曲と並行して、おおたか静流、川本真琴、畠山美由紀、Vinicius Cantuaria、Joyce Moreno、Fernando Kabuschi、太田裕美、忌野清志郎、jimama、EPO、松下奈緒といった数多くのシンガー/音楽家たちの公演やアルバム制作プロデュースに精力的に関わる。
2022年には七尾旅人の新作アルバム『Long Voyage』にストリングアレンジ他で参加。盟友でもある中川陽介監督の作品の音楽を長く担当し最近は「歌ってコザのママさん」の音楽などがあり、佐藤順一監督のARIAシリーズでも長く音楽を担当。
個人の音楽プロジェクトとしては、2020年、闘病を機に個人レーベル「アンノウン サイレンス(Unknown Silence)」を始動。UPLINK京都・吉祥寺の劇場で総合芸術イベントを2年連続で主催。中山晃子、アオイヤマダ、富沢ノボルを始めとするトップクリエイター達や沢田音楽に欠かせないミュージシャンとの共演など、『Unknown PRISM』のイベント名通り未知の創造が広がる。
アルバムリリースに、作曲家の窪田ミナとの「Nowhere Chamber Ensemble」、高木正勝らとの「Closeness Ensemble of Kyoto」、鈴木大介と馬場孝喜との「Quiet Answer Trio」、ジャズ回帰をテーマとする「Contra Banda」。自らピアニストしてのピアノソロ作品『アヴァンギャルドな金魚』など。
https://www.unknown-silence.com/
Lico|リコ
東京生まれ。2004年から音楽活動を開始。
当初は社会人ビックバンド、ギターデュオ、ジャズライブ活動を中心に行なっていたが、ボサノヴァを歌うようになり、ポルトガル語の美しさやブラジルの文化の豊かさに魅せられ徐々にブラジル音楽に傾倒。現在はブラジルの大衆音楽フォホー(Forró)を演奏する日本人女性だけのバンド「Forró Flor de Juazeiro」でメインボーカルを担当。
近年ブラジルやヨーロッパ各国で開催されているフォホーフェスティバル(Forró Festival)が、2017年より日本でも開催され、海外からのミュージシャンとともにバンドで毎年のフェスティバルに出演。浜松、群馬、名古屋の在日ブラジル人コミュニティーでの演奏を中心に活動している。
フォホーだけでなく、サンバ・ヂ・ガフィエラ(Samba de gafieira)向けのバンドも結成しダンスイベントを主催、またショーロクラブのベーシストである沢田穣治氏とのデュオ、バイーア地方の音楽へのチャレンジ等、様々なジャンルのブラジル音楽を歌っている。
ブラジル音楽以外にも、神田柳囃子に所属し、神田祭、鳥越祭、山王祭等で締め太鼓、篠笛を演奏、日本の民族音楽についての理解も深めている。また、世界中の音楽を独自のスタイルで再構築する現代作曲家高橋裕の歌い手の1人としてオリジナル曲や、各国民謡、端唄、古学、ジャズなどを歌う。
コロナ禍を機にギターの弾き語りを開始、ブラジル音楽を中心にしながらも、国やジャンル、時には楽器も越えて音楽活動中。
今西徳之|Noriyuki Imanishi
大学卒業後、農的生活にあこがれ南房総鴨川市に移住、自給自足的生活を始める。 その後、安房手作り醤油の会や里山生活お助け隊などの地域の自給や自立をテーマとした活動に関わる。ごみ処理問題や残土問題に取り組む環境ネット安房の共同代表、メガソーラー建設に反対する鴨川の山と川と海を守る会の事務局を務める。60歳目前に音楽活動を再開し、ショーロを中心にブラジル音楽の演奏を行っている。
安藤巴と楠瀬亮|Tomo Ando & Ryo Kusunose
安藤巴|Tomo Ando
1997年生まれ、千葉県柏市出身。音楽家、打楽器奏者。幼い頃から多様な音楽に親しみ、東京藝術大学では打楽器専攻にてクラシック音楽を学ぶ。現在はオーケストラ、現代音楽、打楽器独奏、即興音楽のフィールドを自由に横断し演奏、創作している。2024年には東京・京都にて「安藤巴パーカッションソロ」を開催。NHK FM「リサイタル・パッシオ」など出演多数。
www.instagram.com/tomo_ando0614/
楠瀬亮|Ryo Kusunose
高知県香南市で生まれ育つ。幼い頃は虫取りと工作に精を出し、大学ではクラシック音楽や即興演奏に取り組み、近年は関東圏での様々な形態での演奏や音楽的創作に勤しんでいる。現在は体験の蓄積を観察し改めて捉え直すことに生活の主軸を置いている。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。
www.instagram.com/ryokusunose/
□企画・主催:区区往来
□題字:安藤巴
□挿画:溝口七生「砂丘」
□イラスト:根矢涼香
□フライヤーデザイン:佐々木景(111 THR丰ONE)
□協力:佐生かおり(ギャラリー&カフェ 船形倉庫)、3103 croquette
3103 croquetteまでのアクセス

◎お車で(東京・横浜・川崎方面から)
アクアライン、木更津JCTを経由して館山自動車道へ入り「鋸南保田IC」で下車。鋸南保田料金所より約10分。
★Google MAP(鋸南保田ICから3103 croquetteまで)
https://maps.app.goo.gl/cjW95Ef8r7tkZskS9
◎電車で
JR内房線「安房勝山駅」より徒歩で約15分。
1)安房勝山駅の改札を出て直進し、国道(内房なぎさライン)を右折し木更津方面へ。
2)国道沿いのカラオケ屋さん「ロケット」の角を左折し、大六海岸へ。
3)進行方向右側にある大六橋(だいろくばし)を渡ってすぐ。
※国道は歩道が狭くなっていますので、駅から徒歩の方はお気をつけてお越しください。遠回りになりますが、車通りの少ない海岸沿い(勝山海岸→大六海岸)の景色を楽しみながらゆっくり北上するルートもおすすめです。
3103 croquette
千葉県安房郡鋸南町大六
https://www.tumblr.com/rangudosha
https://www.instagram.com/3103croquette/
*鋸南町地域おこし協力隊連動企画